時計の電池交換/GUCCI 5500M
2015.5.31お預かりのGUCCI 5500M電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
バネ棒も洗浄して綺麗になりました。
弓環も外して洗浄します。
ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して裏蓋のサビをチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンの汚れは拭きとって裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
何度か洗浄し直してもこうなります。
弓環や
バックルの汚れも綺麗になったところで。
バックルの「留めがシブい」という事で分解します。
バックルバネが伸びきって折れており。プッシュバックルのプッシュが
外まで押し出されないので外れにくい。
バネを交換しますが、もちろん純正品などは無く。
バネ棒のバネを代用しての交換になります。
その前に、バックルの爪や受ける側の穴の摩耗が激しく。
プッシュ部分のストロークも遊びが多すぎで、完璧な修復は無理です。
また洗浄して割りピンが抜けやすくなり、割りピンも交換します。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
この5500Mのバックルは、バネの交換が容易ですが。
他のブランドやモデル、全てのバックルが修復可能という訳ではありません。
バックルの症状は基本「バックル交換」ですから純正部品の扱いがある
お店かメーカーでしか対応不可で、私の場合はあくまで応急処置的な修理となります。