時計の電池交換/LUMINOX Series3400 F-11 Nighthalk
2012年1月27日お預かりのLUMINOX Series3400 F-11 Nighthalk電池交換メンテナンスです。
ネジ込み竜頭が浅くしか入らないと言うことですが。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。全体的にはサビや汚れもなく綺麗に使われている腕時計。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。更に絶縁フィルムがムーブメントを覆っておりますので。
取り外し。
竜頭には錆も無く。パイプを見てもネジがなめた感じも無く。何故、締まらない???
上から覗くと底が高い感じがします。でもその底は竜頭パッキンのハズ。
ところが尖った工具で掘り起こすとサビが出るわ出るわ。何度か掘っては洗浄の繰り返し。
ラグ部はサビに見えましたが塗装のムラですね。兎に角全体的に仕上げが粗い感じがするLUMINOX。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
これで竜頭の底が深くなり普通の位置まで下がりました。結果、元々ネジの機密性が緩く少しずつ竜頭の底に湿気が溜まってはサビ。何度か繰り返して底にひいてあるパッキンを押し上げて行ったことが原因。つまりキャップの深みがなくてはネジは締まりませんからね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
若干、竜頭が入りきっていない感じもありますが仕方がないですか。ということは元々ネジが奥まで切っていない為に隙間が出来て、そこから浸水パターンかも知れませんね。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。これが良く言われる「T25表記」があるものとの違いなのかも知れませんね。多くのLUMINOXを触ってきましたが始めて見るパターンですか。