時計の電池交換/LUMINOX Series 3400
2012年12月1日お預かりのLUMINOX Series 3400電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
ステンレス無垢バンドにダブルロック。
微調整部分の位置をチェックします。バックルの噛み合わせが浮いておりますので修整もご依頼です。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
弓環の汚れもチェックします。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。開けたと同時に中で黒い動く物が?
これは電池を固定するプラスチックのリング。それが一部割れております。こういう事もあるので防水機能だけでなく「一般的なお店では電池交換を断る理由」でもあります。
過去に一度、接着剤補強で動いた事もありますが上手くいくか。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
写真のように接着剤補強。
電池を入れた瞬間に吹っ飛びます。接着剤では持ちませんね。かといって交換パーツも無く。
ただ電池は固定されていなくても動いたり、ピクピクしたり。注油調整してもだめでした。
電池はも他で売るわけにもいかずそのまま装着して発送。
弓環も洗浄して綺麗になりました。噛み合わせも修整しておりましたが厄介な歪み。手間を掛ければ修復は出来ますが一銭にもならない事に手間は止めておきましょ。
普通の電池交換メンテナンスの何倍もの時間を費やして返却となります。
この方の場合、到着後「動いておりませんが電池交換したのですか?」と。
メールでこの文章を見たらクレームかと思いますが、「そうですか不具合でしたか」の返事にホッとした次第。