時計の電池交換/SUUNTO AQUA
2014.12.11お預かりのSUUNTO AQUA電池交換メンテナンスです。
「正常動作」「ラインの取付」「裏蓋ネジの写真」「SUUNTOのムーブメント取り出し」
この4つの要素は私にとっては即、お断りするパターンです。理由は
「正常動作」:http://akiyose.com/caution6.html
「ラインの取付」:意味や状態がわからないモノは到着してビックリパターンが多い。
「裏蓋ネジの写真」:裏蓋の写真を添付頂き特殊ネジなので工具が無い(無理はしたくない)
「SUUNTO」:このメーカー自体、触る機会が無く、内部構造が不明です。
今までなら、申込フォームを見た時点でお断りパターンですが。
最近は無碍に断る事を減らそうと努力しております。
ただ「受ける=弁償と紙一重」。受けて失敗しても弁償は出来ませんから。
ライン?って??。どうもこの半円の目盛りが付いた線らしいですが見た瞬間に無理!
こういう細いモノの何処に接着剤を塗るか?いえ塗れるのか?付くのか?持つのか?
SUUNTOという事もあり触らず返却するか、断る理由で悩んでおりました。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
「この工具を持ち合わせておらず、傷だらけになるでしょう」と逃げましたが。
専用工具を送られては。ただ気が進まないモノは触りたくないのは事実。
ネジを外しても簡単には開きません。はめ込みタイプにもなております。
そしてセンサー付きで繋がっている。一度、閉めて返却の理由を考えます。
忙しい年末に考える方が時間の浪費なので一か八かの作業。
失敗したら「ゴメンなサイ」です。
さてムーブメント取り出しですが下向けたくらいでは出て来ない。
時間だけが過ぎ、何度も中止するか悩みます。
と何らかの表紙でポロリ!とムーブメントが転がり出ます。
そういう作りであると言うことで、それを承知なので触りたくない訳ですが。
これが、そのライン。こんな細いモノに接着剤塗って乗せたらはみ出ますし。
文字盤上にあるものを触るのは自分でも「素人がする作業では無い」と思っているくらいです。
そこで接着はしないで除去する事に。
除去しても「ムーブメントの装着」にドキドキの作業になります。装着できたら表示が消えており。正常動作が不動に。折角開けたのでついでに電池交換したら動いたので胸をなで下ろします。
液晶の外周に白い円周のラインが見えますが接着剤の跡です。
取り外しは完了。
「リチュウムの電池交換のみ2.100円コース」なら簡単な電池交換ですが
この工具を購入する意思がありませんから、お断り対象となります。
除去したライン(目盛り線)ですが、ピンセットで摘まんだら滑って飛びます。
それに接着剤を塗って飛んだら、文字盤は接着剤のノリだらけになります。
こういう時計は、こういう作業をする事など前提に作ってありませんから厄介なのです。
こういう作業だけの為に修理センターさんに送る訳にもいかず行いましたが
3.000円の売上より、やはり断った方が楽であったいうお預かりですね。
お預かりすると、こいう言い分けを度にメールでタイピングしており
時間の節約のために、案内ページとして、ここに記載させて頂きました。
この作業だけでは無く、説明すれば長くなる「断り理由」は多くあります。
「こいう作業が得意な方」へ。
こいうご依頼多いですから紹介致しますのでお知らせください。m(_ _)m