時計の電池交換/G-SHOCK DW8201WC/1294
2015.3.28お預かりのG-SHOCK DW8201WC/1294電池交換メンテナンスです。
お申し込み時点では状態が分かりませんから「都合、コース変更」か
「もしくは触らずに返却もあり得ます」という年代のG-SHOCK。
見た感じで割れはありません。ただリスクはアリ、無理には触りたくない。
遊び革の状態もチェックします。この遊環が一番、危険な感じ。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。兎に角はベルトを外さないとスクリューバックが回せない。ところがバネ棒がサビで伸縮せず外せません。
となると「ベゼル・カバーを外して横から突くしか無い」。
当然、ベゼル・カバーは加水分解で割れる可能性大。
触った感じでは大丈夫そうなので思い切って外します。最悪はこの時に割れて。
そのまま返却となります。
横から突いても伸縮せず、ハンマーで叩いてバネ棒を外します。
バネ棒の先端がサビでラグ部に固着していた様です。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブを覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックして。
裏蓋を閉めてまるごと洗浄して浸水が無いかチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
表示確認してELライト点灯確認。
ベゼル・カバーは15秒ほど洗浄。怖くて1分なんて洗浄は出来ません。
バンドは1分ほど洗浄して綺麗に。遊び革の状態もチェックしますが持ちこたえた様です。
ベゼル・カバーのネジも洗浄。
バネ棒は洗浄して綺麗になりました。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ここまで洗浄出来るのは、かなり稀です。
これを見て「同じ様に、綺麗にしてもらおう!」なんて発想は起こさない下さい。