時計の電池交換/G-SHOCK DW002/1298
2012年12月26日お預かりのG-SHOCK DW002/1298電池交換メンテナンスです。
今年、2月に「カシオテクノ」へ電池交換依頼を出された時の明細が同梱されておりました。
「恐れ入りますが部品入手が困難な為、未修理返却させて頂きます」という記載。
これは「部品交換しないと動きませんが、部品の在庫が無い」という意味ではありません。
メーカーの責任から「電池交換で動いても数ヶ月後、どの箇所が不具合を起こしても対応出来る体制がないと受付出来ない」と言う意味です。
「交換用のパッキンが無い」だけでも返却になっているようです。
メーカーという立場上は仕方が無いでしょう。
遊革の状態もチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて右が裏蓋記載??。普通この裏蓋カバーの窓からキャリバーが見えますが隠れている。
こういう事も返却の理由になる場合もあるでしょう。つまりは「改造された物は責任が持てない」という事ですか。
裏蓋カバーを外します。
ネジも洗浄します。パッキンが薄くなっておりますが交換パーツが無いですから、このまま再利用します。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
こちら液晶側。
ケースの内側もチェックします。
裏蓋を閉め簡易防水テストがてらの洗浄で綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になり。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
ベルトも洗浄して綺麗になりました。
表示確認してボタン操作で確認音をチェックしてELライト点灯確認。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
「メーカーが断ったものでも電池交換で動く実証」ですが、それを可能にするのは
「電池交換はするが責任は取れません」という私の無責任さですかd(^_^)