時計の電池交換/G-SHOCK DW003/1597
2015.5.2お預かりのG-SHOCK DW003/1597電池交換メンテナンスです。
5本届いたうちの1本。
この2本は既に加水分解が始まっておりベゼル・カバーを外せば
バラバラになるでしょうから,お知らせしおきます。
意外に小さく狭い範囲なのでお客様は気がつかないもので。
ただ今回、この赤いG-SHOCKは「バラバラもOKなので洗浄宜しく」と言うことで進めます。黒い方のG-SHOCKは今回は電池交換取り消し。電池交換すれば時計は動きますが。
おそらくベゼル・カバーに関しては「無し」という様態になるでしょう。
粉が噴いた状態です。
このパーツは加水分解で割れた姿をみたことがない。
ベゼル・カバーは外す作業で崩壊が始まります。
裏蓋側のプロテクター部分。そう言えばこちらも加水分解で割れた姿を見たことが無い。
やはり腕に触れる部分なので材質が替えてあるのか?
バネ棒やベゼル・カバーのネジは洗浄します。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
こちらは液晶側。
ケースの内側もチェックします。
結局、裏蓋を閉め洗浄レベルでの水漏れは無いかチェックがてらの洗浄を試み。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
バネ棒も洗浄して綺麗になりました。
裏蓋側のプロテクターは洗浄して綺麗に。弾力も保ったまま。
プロテクターの取付。
表示確認して。
ベゼル・カバーは崩壊寸前。弾力はありませんから化石でも扱う慎重さ。
洗浄で粉が噴きましたが拭けば崩壊しますから、そぉっと。
ウレタン・バンドが加水分解で脆くもならず弾力を保ったまま。
取付も完了。
外したパーツを戻して。
ELライト点灯確認。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。何とか形は保っておりますが
ベゼル・カバーに関しては崩壊は時間の問題。