時計の電池交換/FROGMAN DW-8200/1294
2012年7月2日お預かりのFROGMAN DW-8200/1294電池交換メンテナンスです。
遊革の状態もチェックします。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。が片方しか外れません。
仕方が無いですからベゼルカバーを外してケースの側面から突きます。ただプッシュボタンの上には既に加水分解の前兆が。
やはり割れてしまいましたが。ウレタンの表面が「ねぇばぁ〜」としていたら殆ど割れます。
プッシュボタンのサビも気になりますが、ベルトが突いて外せるか?
何とか外せましたが、バネ棒が使えるかどうか。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した液晶&ムーブメント。
こちら液晶側。
ケースの内側もチェックします。バネ棒は片方が抜けませんから、そのまま洗浄。
サビで中の金属のパイプと固着しております。
ベゼルカバーはもう使えませんが内側をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋を閉め簡易防水テストがてらの洗浄。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
プッシュボタンのサビも綺麗になって、全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ネジも洗浄して綺麗になったところでケースに取り付けておきます。ここでお客様には「加水分解でベゼルカバーの購入をお勧め」
ベルトも洗浄して綺麗になりました。バネ棒も洗浄して伸縮するようになり。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。あとはベゼルカバー待ちとなります。