時計の電池交換/AQ-232/1737
2012年1月12日お預かりのカシオAQ-232/1737電池交換メンテナンスです。以前にも同じタイプの電池交換メンテナンスをしておりますが、今回は更にサビが凄い。さて動くのか?
ステンレス板巻きバンドにスライドバックル。
グレーのプラスチックの上にシルバーメッキが施してありますから変色では無く下地が見えております。
裏蓋は4本ネジで留まっていて右が裏蓋記載。
バネ棒はサビで伸縮しませんが「外から突けるタイプ」なので外す事が出来ました。
ラグ部はコテコテですね。
ネジは洗浄して綺麗になりました。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っています。
これがムーブメントで。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンを外して汚れを拭き取りますが、結構、硬化しております。ただこの変形パッキンはパーツが無いですから、このまま使うしかありません。内部は綺麗な状態。
洗浄前に大まかにサビを落としますが凄い量。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。メッキが剥がれた部分は仕方がないですが。
ペラペラの目盛リングを戻して。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。この白い絶縁フィルムを剥がすと。
更にアナログ用電池があります。と裏蓋に書いてありましたね。あれが書いていないと「動きません」と返却される事になるでしょう。
電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。表示しました!ただパッキンはそのまま戻しますから以降は「非防水感覚」で使って頂きましょう。
ラグ部もここまでは綺麗になりました。
時間を合わせてELライト点灯確認。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ガラスのキズも目立ちましたがプラスチックなのでバフ掛けで綺麗になりました。