時計の電池交換/Folli Folli
2011年11月9日お預かりのFolli Folli電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
ラグ部は割ピンとかではなく棒の様ですから抜くと厄介そうなので外しません。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
パッキンを外して汚れを拭き取ります。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。そして到着後に
「フォリフォリの方の時計ですが、装飾の石が一部無くなってしまっております。
そちらで残っておりませんでしょうか?」というお問い合わせがありまして。
早速、洗浄器の底とか三重に容器に入れてあふれてもこぼれないようにチェックしてみましたが残っていないのです。洗剤を洗い流すときに取れたのか。
時計メーカーで無い物は、洗浄で取れてしまう物が多いのですが、かといって全てがそうでもないので「洗浄はダメ」と決めつける訳にもいかず。
洗浄してみないとわからないのが現実です。
この時計は「バフ掛けは無し」「洗浄も下を向けないで洗浄器に」くらいは気をつけておりましたが。
装着は簡単な接着剤で貼ってあったものと思われます。取れた物があっても修復は出来るかどうか。本物のダイヤではないですから爪では留まっておらず接着されているだけです。
接着剤等でつけるとなると、手間が掛かる割に報われない作業になります。
接着しても結果そこだけ白く濁った様になって外れた状態よりも醜いものに。
洗浄で取れたという事は、残った物も使用すればポロポロ取れてくるでしょう。
オークションや楽天で「メレ石」で検索すれば1.000円くらいで売っておりますが。
意外にビーズショップなどでお店に出向けば合う物と、取付方を教えて貰えるかもしれません。
こういった危険があるので「メレ石の装飾付は断る」とか決めると。インポートものは全て色んな意味で危険がありますから、それを考えると全て断る事になりますから難しいところ。