時計の電池交換/BREITLING 1884
2013年3月18日お預かりのBREITLING 1884電池交換メンテナンスです。
3届いたうちの1本。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。ステンレス無垢でもメッキした無垢といった感じですか。
微調整位置をチェックします。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。このスクリューバックは開けるに苦労しました。
おそらくブライトリング専用でも合わないでしょう。
バネ棒を見ると湾曲させて入っており、これは外せばかなり厄介な作業になります。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。このムーブメントなら修理や「ムーブメント交換」も可能。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
目盛リングがあるので裏蓋を閉めて洗浄します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。普通ベゼルはガラスの周りを回転しますが、このガラスベゼルに接着されていて一緒に回転します。
という事はベゼルとケースの防水機能はどおういう構造?というか
防水機能は何も無いのです。証拠に裏蓋閉めて洗浄したはずが
内部は浸水で満タン状態でした(^_^;)
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
この裏蓋、専用工具が無いのでキッチリ締まりません。指で回して回ることは無いですが。
どのみちベゼルとケースが隙間だらけですから裏蓋を閉めても非防水ですが。
こういう構造はムーブメント取り出ししてこそ、分かるわけで。
その昔、店頭でクレームになったものもありますが、まさかこんな。
あってはならない構造になっているなど時計屋は考えもしなかった。
こういう物が、存在するから時計店は「雑貨やフェイクを毛嫌いする訳です」
私は「防水保証無しですから簡単に受けておりますが」
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。