時計の電池交換/GUESS G STEEL 200m

2012年1月14日お預かりのGUESS G STEEL 200m電池交換メンテナンスです。

ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

微調整部分の位置をチェックしておきましょう。

裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。裏蓋に「200m」などと記載があると壊れるまで200mが維持されたものと誤解される方が多い様ですが。

さて「ベルト調整で大きく」がご依頼ですが余りコマは無し。となると既製品に交換するしかありませんが「取付幅が20mmで取付幅12mm」となると既製品では合わせにくい。

最近の既製品は元の長さが短いので腕回り20cmも有る方では既製品では無理がありますが、現状18cm弱ですからサイズは問題ないでしょう。

ラグ部はただの棒が差し込んで有るだけですが、工具で突けば簡単に抜けます。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

スペーサーを取り外します。

電池格納部をチェックして電池を入れて動作確認。

というのも巻芯の根本が錆びておりますから動くのかと?問題無く動きましたので作業を進めます。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻し裏蓋を閉め簡易防水テストがてらの洗浄。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

外したパーツを戻していき電池を入れます。

さてベルト交換ですが、ここまで幅が太い既製品はありませんがなるべく太い物で。

バックル幅が一番、広い物を選びます。

それでもオリジナルと比べると若干狭い。問題はラグ部が12mm。これはフィット管で埋めます。

12ミリといえばレディース用ですが。

取付は完了ですがフィット管の厚みがプラスされた分奥を突いて隙間が空きます。

フィット管が無ければ隙間は少ない。そこで丸いパイプを。

叩いて高さを低くします。これでも最善策ですか。

1コマ外して19ミリ弱ですから、2コマ分くらいは大きくなりましたか。

ベルト交換完了で電池交換メンテナンス完了です。

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