時計の電池交換/SWISS MILITARY HANOWA
2012年5月25日お預かりのSWISS MILITARY HANOWA電池交換メンテナンスです。
ガラスの曇りが気になりますが「フレ-ム内の時刻を示す白い盤が剥がれています」という事で。インデックス外れの事でしょう。
8時位置のインデックスが外れて浮遊しておりますが。
4時位置のインデックス。インデックスの枠は外れておりませんが中なの夜光のみが外れて針の根本に絡みついております。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整部分の位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
弓環の汚れもチェックします。
パッキンを外して汚れを拭き取ります。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。取り出すと曇りもスッキリ。
黒い物の置けばガラスが曇っていた事が良く分かります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
これが取り出した文字盤&ムーブメントですが何か変?
そうインデックスが全部外れました。もっとも勝手には外れませんがピンセットで摘むと簡単に外れます。(差し込んであるだけですから)。それと文字盤とムーブメントが固定されておりません。横から見ると文字盤が浮きます。そこまで修整するとなれば針も外して、文字盤も外してとなるので私では大事過ぎる。分解修理のついでの仕事ですか。
ハイ、インデックスの取付完了。と思いきや3時位置が外れている。再度、取り付けて。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
0位置合わせですが出来ません。でもプッシュボタンでスタート・ストップ・リセットが出来るのでプッシュボタンは効いております。つまりは内部の電気的なもので修復はパーツ交換ですが分解修理レベル。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。時間を合わせ以外はなるべく触らない方がベスト。0位置もずれたまま。直接針を摘んで修整する手立てもありますが、全体的にこうもガタガタ緩んでいては針までバラバラになりそうで止めておきます。