時計の電池交換/Courreges
2012年1月26日お預かりのCourreges電池交換メンテナンスです。
ブレスタイプですが痛みが激しいです。どこまで綺麗になるか。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。セイコーキャリバーですね。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
ガラス外れの前兆がありありと。おそらく洗浄で外れるでしょう。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。でもメッキの剥がれが目立ちます。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたがガラスが無い。
洗浄器の底に沈んでおりました。やはりはずれましたがキズが目立ちます。ただカーブガラスで裏側もカーブしておりますから既製品では交換出来ません。専用となりますがセイコーにも在庫は無いでしょうから、このまま接着。
ブレスもメッキの剥がれが目立ち、ザラザラしております。肌に擦れる感じが痛いかもしれませんから軽くシリコンバフで削ります。
ガラスは接着。洗浄するとキズが目立つ様になりますが仕方がありません。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。ところがベルトのコマのつなぎ目が一箇所へんです。
ピンが曲がって抜けそう。しかもジョイントパーツが変形。
Cリングピンですがパイプもピンも曲がって使い物にならない。おまけにCリングパイプが通る穴が摩耗して大きくなっております。これではパイプが固定出来ない。この症状は修理は不可、方法はコマの新品交換しかありません。でもそれもメーカー在庫は無し。
そこで、禁じ手ではありますが割ピンで留めます。
少し長いめで太いめのピンを選択。
長いめなので頭をツライチまで押し込むとお尻が出ます。
それをペンチで曲げて固定。(;^_^A
時間を合わせて電池交換メンテナンス&ガラス付け&コマ修理完了でも3.000円ですね。