時計の電池交換/GRAND SEIKO 9F82-0A10
2011年11月2日お預かりのGRAND SEIKO 9F82-0A10電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。7時のインデックスの付着物を除去のご依頼もですが7時だけでは他もありますね・・・付着物では無く湿気が入って水滴が乾いた跡ですからいたるところといった方が正確か?
弓環の状態もチェックします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ベゼル&ガラスを外しますが軽い。何度も開け閉めすると締め付けが軽くなります。7時のインデックスのみならずカレンダー枠も水滴の跡が。
これが取り出した文字盤&ムーブメントですが、全インデックスと窓枠を綿棒で拭きます。でも水滴の跡は取れず、エタノールで拭いても殆ど変わらない。つまり染みこんでおりますので拭き取りでは除去は不可能。となると「文字盤交換」しか対応法がありません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ベゼルもバフ掛け&洗浄して綺麗になりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。
洗浄して綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。