時計の電池交換/KING QUARTZ 9223-5000
2011年7月6日お預かりのKING QUARTZ 9223-5000電池交換メンテナンスです。
これは良い腕時計搬送箱ですが、何処でいくらで入手したから気になりますね・・。
ケースと一体風のデザインは懐かしい感じがします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
ベルトにもケースと同じ模様が施されておりますが凝った作りになっております。
ラグ部も汚れ無し。裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントですが電池が浮いておりますね・・。
ムーブメント拡大ですが電池格納部をチェックすると粉だらけ。スペーサーにまで粉が及んでおり動いているのが不思議。
歯車にも及んでおりますが、ムーブメント取り出しで洗浄することになりますが結果的には不動。動いていたのが不思議な状態ではありましたが。ここまでなるとメーカーでは受付出来ないでしょうから返却になると思います。
スペーサーも粉だらけ。これも洗浄して綺麗になりました。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になりましたが左写真のムーブメントにまで粉がビッシリ巻いているのが分かります。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンを外して汚れを拭き取ります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックしますが、これはOHするしかないでしょう。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
洗浄して綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。このあと職人さん行きとなります。1週間後に戻って来ましたがOHは完了で動くようにはなりました。ただ回路まで錆びて腐食、その影響で回路が電池切れと認識するのか「2秒運針」が直らない。回路交換すれば直るのですが交換パーツが無い以上は仕方がない。よって再修理も不可となります。時間は正確なので使用できなくはない。