時計の電池交換/TAG HEUER S35.006
2011年5月お預かりのTAG HEUER S35.006電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整部分の位置をチェックしておきます。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケース内側や竜頭パイプもチェックしますがパイプの根本のサビが気になります。
裏蓋を閉め簡易防水テストがてらの洗浄。
じゃじゃ漏れですね。水が溜まっておりますから竜頭パイプの交換&プッシュボタンも交換しないと防水機能は「0」の状態。これはメーカーへ送って頂くしかなく。こちらで出来るのはバンドやケースの研磨&洗浄のみ。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
バンドも洗浄して綺麗になりました。
0位置合わせを行って。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。綺麗にはなりましたが「非防水ウォッチ」として使用するしかありません。それか、このままメーカーへ「電池交換」で出せば防水機能は修復してくれますが最低でも1万円は必用か?。要OHとなればクロノグラフですから5万円コースですね。
ちなみに逆に「メーカー電池交換」の後に、こちらへ研磨&洗浄目的の電池交換のご依頼は修復された防水機能を無くすようなものですからご注意下さい。
言い換えれば、この状態の腕時計をメーカーに送れば「電池交換で動けばOK、費用はお安く」という受付は無理でしょう。