メタルブレス(時計バンド)かしめ修理/TAG HEUER S90.813

2013.8.31お預かりのTAG HEUER S90.813かしめ修理です。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

ラグ部のバネ棒も外れており、というか壊れております。

バックルのバネ棒も突き抜けており、これも交換が必要です。

過去にかしめた形跡がありませんが、20年の使用で外れて困っていると。
20年となると、摩耗も激しいでしょうから「絞まり切らない物が殆ど」ですが、何処までしまるか?
基本はブレス交換の時期ですが35.000円は掛かります。

バネ棒は後で交換するとして。

ラグ部の汚れは拭き取って。

かしめ修理で90割は締まりましたが、あとは絞まり切らない。

そこで「接着剤補強」とします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。バネ棒も交換して。

かしめ修理完了ですが、この場合は今後かなり注意して使用しないといけません。
こういう状況で直ったとばかりに今まで通り使用して
数ヶ月で「また緩んだ」と言われる方があります。
かしめ修理は、しっかり締まる物もありますが。ピンの摩耗が激しい物は
その場しのぎの修理である事を、ご理解頂いてない方が多いです。

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