作業は任せて頂き弁償までは求める積もりは無いとご了解頂ければの意味。

「時計の洗浄」という作業は色んな弊害が起こり得ます。
細かなキズ・部品の破損・変色・メッキ剥がれ等。事が起こった時に
「元に戻してください」「現状では納得いかない」「誠意を」と言われます。
お客様の感覚では何処のメーカーでも時計屋だから
各メーカーから部品を取り寄せて交換対応して貰えばOK。
そう思っておられるようです。ところが、こちらが対応するには
「新品の時計をネットで探して購入します」
(仕入れるでは無く一般客としてネットで購入するのです)また、
発売から数年が経ち、新品が存在しない物はオークションで調達するしかありません。
調達出来ない時計と分かって預かったのか?。誠意を・・・そうなると厄介。

全国的に「電池交換お断り」が多いのはそのためです。
お客様のご理解が無いと電池交換は出来ない世の中になっております。

つまりは数万円の弁償に繋がる受付は出来ないという意味です。
言い換えれば、ご了解頂ければ作業は可能です。(危険度が高い作業は無理ですが)
裏蓋のキズ・文字盤のキズ等の復元求められるとパーツの入手が出来ない現状では
「新品交換で弁償を要求」されているのと同じなのです。
「弁償するくらいなら、断った方が利益が出せる。(その程度の売上という事です)」

もちろん、キズは磨くとか、既製の汎用パーツで対応出来る物は交換し、
出来る限りの対応はしております。事が起こった時に
「こちらでの対応範囲を超えております」で納得頂けるなら受付可能という意味です。

大事な時計・形見・記念品等「唯一の物である」と言う文言が書いてありますが
おおかたのお客様は「丁寧に扱ってね」と言う意味であると感じます。
ただこちらとして、全ての方が善人では無い以上、弁償がチラツク文言となります。
私だけでは無くサービス業に関わる者としては共通の事でしょう。
「当サイトの了解事項を知っておられない」と判断される方はお断りしております。
それだけ時計のムーブメント取り出し&洗浄という作業は危険を伴います。
あまりに危険と判断したら洗浄無しコースに変更します。
売上より「互いが気まずく成らない事を優先」しておりご理解頂けていない方はお断りしております。

そういう方にご了解を頂き受付を可能にするためにも案内ページとして作ってみました。