時計の修理受付例/Bvlgari-L2161バンドラグ部の修理。
時計の修理受付例/Bvlgari-L2161バンドラグ部の修理です。普通ならお断りする修理ですが。
6本も送って頂いたついでですから何とかやってみますが、先ずは状況が分からないと。
裏蓋は”はめ込みタイプ”ですが、バンド修理ですから裏蓋は開けません。
これバンド修理だけで「バンドが外れていますが直りますか?」という問い合わせをして来る方が居ますが正直困ります。(この方では無いですが)。
これだけでは分かりません。何たってこのタイプの腕時計のラグ部を外した経験がありませんから、構造も分からないのに”直るも何も”回答のしようが無い(;^_^A
反対側は”マイナスネジ”ですね・・。
抜いてみると丁度バーベルの様な形状のピンで留まっているらしいですが・・・これは既製のピンはありません。もちろん代用品も。そこで考えたあげく取った処置は。
ピンのネジ切り部分が残っているので、プラスチックを溶かしてそこへねじ込んで”兎に角は抜けない様にしてから。
全く関係が無いネジの足を切って、頭だけ貼り付け(;^_^A
如何ですか?まるでネジで留まった様に見えます。兎に角は留まって使える様にはなりましたが・・・強度の耐久性も保証出来ないし。詐欺みたいな修理ですな(;^_^A。
こういった事情になる事が殆どなので、普通は修理をお断りする事になる訳です。