時計の修理受付例/K10 Dolceドルチェ 6730-5160
K10 Dolceドルチェ 6730-5160 電池交換メンテナンスです。金ですから手入れをしないと竜頭サイドなど黒く変色します。それにしても薄型を極めたクォーツ腕時計ですね・・・驚異的な薄さです。
裏蓋は”はめ込みタイプ”これがムーブメント、薄型の為には電池押さえも爪もありません。まさしく裏蓋で電池を固定している訳でして0.1ミリ違えば電池が浮きますから緻密な設計です。
よって裏蓋を開ければ電池が簡単に浮きます。電池を裏返すと・・・液漏れ。やはり電池は国産が一番です。
電池格納部をチェックします。角度を変えて。これは拭き取るしかありませんね。
裏蓋もチェックします。電池格納部を綺麗にします。
竜頭の裏側チェック。裏蓋裏側もチェック。かなり錆びています。
というのも、パッキンがずれて入っていましたから湿気が侵入したようです。竜頭パイプもチェックします。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。竜頭の洗浄は完了。
変わった形状の竜頭ですね。なんと先端がパイプになっているとは・・・
ケースの磨き&洗浄が完了。綺麗になりました。
表はつや消し&模様入りですからピッカピカ感は少ないですか。裏蓋も磨いてピッカピカ!
裏側も綺麗に。サビのひどかった箇所もここまで綺麗になりました。
ムーブメントを戻して電池交換。スペーサーを戻して電池を入れます。(もちろん国産)
パッキンも新しいものをいれますが、ちょっと太いだけで裏蓋が浮きます。電池交換で動きましたが、やはり数日後遅れたりします。そして3日後止まってしまいました。
これはOHするしかありませんね。OHから戻ってきてムーブメントもピッカピカ!
ワニ皮バンドを取りつけて。ハイ、10KドルチェのOH&メンテナンス電池交換完了です。