時計の修理受付例/Klaeuse SK-201-C ソーラー
2012年3月31日お預かりのKlaeuse SK-201-C ソーラームーブメント交換です。時計メーカーではありませんから「パーツやムーブメント交換はこちらのパターン」。今回は連休も挟んだので発送まで1ヶ月と2週間。(長過ぎですわ)
チタン板巻きバンドに三つ折れダブルロック。
微調整部分の位置をチェックします。何でも洗濯してしまったと言う事ですがバックルは洗濯機では綺麗にならない様です。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
コマが伸びて隙間が大きいので修整。
預かりが長すぎて、この写真は何を意味するのか忘れました。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。湿気でびしょびしょって感じです。
電池も浮いている感じ。
竜頭の裏側もチェックしますが、根本が錆びております。洗浄後、組み立てて竜頭を引いたら折れました。根本で折れると交換するしかありません。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメントですが水滴がビッシリ。
針を外しますが文字盤がグレーに見えます。でも文字盤を持ち上げると。
水滴が逃げていきます。これでは分解修理どころでは無く交換するしかありません。
一応は分解して乾燥させました。
でも動きませんからムーブメント交換するしかないようです。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
乾燥させると湿気の跡が目立ちますが文字盤は交換出来ません。
ムーブメントを戻して職人さんに託します。
45日掛かって戻ってきました。
竜頭も交換されて。ガラスのキズが気になります。
12時位置の欠けも気になります。ただガラス周辺に金色の帯がプリントされているので交換したらイメージが変わります。「それでも交換」と思いましたがガラスのプラスチックパッキンがひび割れております。外したらバラバラなりそうなので外せません。これはもう防水機能は無しの状態。特にガラス面に水滴が付いたら簡単に中に染みこみます。
今回、お預かりが長くなりましたがムーブメント交換完了です。