時計の修理受付例/LUKIAルキア5Y89-0B30
LUKIAルキア5Y89-0B30の電池交換メンテナンスです。4本届いたうちの1本。
クリスタルフラットガラス。ベルトはステンレス無垢ばんど、ルキア独特の三つ折れプッシュバックル。
バックルからバネ棒を外して、ベルトを開きます。裏蓋は”はめ込みタイプ”
これがキャリバー。裏蓋が錆びていますからOHも宜しくお願いいたしますと。
かなり目立ちますね。かなりケースが錆びています。
ここが裏蓋からはみ出した部分で目立っていました。裏蓋の裏側も凄い状態。
パッキンを外しますが裏蓋にへばりついています。パッキンに付いて裏蓋が持ち上がるくらいに(;^_^A
剥がして取れましたが、これは交換するしかないでしょう。竜頭が綺麗な状態ですが。
裏側はどうしても汚れます。でもケースの感じからは綺麗な状態。これが取り出した文字盤&ムーブメント。
竜頭パイプもチェックします。さぁ、これが何処まで綺麗になるのか。
バックル裏側もどうしても汚れますが、これも洗浄しますから大丈夫。竜頭の洗浄が終わってピッカピカ!
裏側も綺麗になりました。サビが一番ひどかった部分ですが。
この程度までは落ちました。裏蓋も磨いて細かいキズは落ちましたね。
ハイ、ケースの洗浄完了。ピッカピカ!ルキアのメッキの良さが伝わる結果ですね。
バックルも洗浄して綺麗に。裏蓋の裏側を削り取った分、太いパッキンを入れます。
太すぎて隙間が空きました、これはもう少し細いものに交換です。バックルのバネ棒も洗浄。
この腕時計OHしなくても動きはしましたが、やはりここまで錆びていましたからOHしておいた方が良いでしょう。プラスチック部分が多いムーブメントですから洗浄されたムーブメントが目立ちませんが金属部分は際立った光沢がります。
ケースの表側は大きなスレが多いのですが、元よりは綺麗になりました。ハイ、ベルトを取り付けて電池交換&OH完了です。