時計の修理受付例/LIMINOX Series 3050/3950

2012年5月13日お預かりのLIMINOX Series 3050/3950ガラス交換です。

見事に粉砕しておりますね。

ベルトは布バンドでバネ棒固定。

裏蓋は4本ネジで留まっていて右が裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。プラスチックですから軽く銀色のフィルムが貼ってあります。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

厚さ3ミリ、直径32.54ミリ。そんなに厚いガラスが必用か?プラスチックの裏蓋はスクリューバックでも無いのに?

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。ガラスの固定は白いプラスチックパッキン(厚さ1ミリ)で留まっているのみ。

ガラスの注文ですが厚さ「2ミリ」しか無く。ベゼルのツラよりも1ミリ下がりますが違和感は無い。この径で厚さ3ミリが有ったとすれば値段は倍になります。厚さは1.5ミリから上は値段が高い。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス&ガラス交換完了です。到着後に「12時位置の丸い箇所、このガラスの蓋が無くなっている」というご指摘があり。「取付忘れですか?」と。

これ存在すら知らなかったのですが、TAG HEUERの12時位置の夜光と同じで洗浄するのに気にした事も無かったのですが簡単に外れる様です。洗浄の時に脱着するような性質のものではありません。洗浄しなければ外れ無かったでしょうが、ガラスが砕けて破片や粉が付着している以上は洗浄するしかなく。

さて、戻すとなるとパーツが入らないですから、新品の時計を購入して新品で弁償すりしか方法がありません。ただ型番で注文する訳では無く、普通にショップで購入して弁償ですが現物がないと大きさも測れず購入も出来ず。

結果的には接着剤で埋めて頂く事になりました。

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