時計の修理受付例/TAG HEUER WA1214

2012年2月21日お預かりのTAG HEUER WA1214電池交換メンテナンスでご依頼でしたが。電池交換メンテナンスで動きましたが、翌日に止まっておりましたので分解修理となります。

秒針が水滴を引きずるくらい浸水。

ここまでの浸水は洗濯機レベルでしょう。こういう症状は3日以内にムーブメント取り出しで乾燥させれば復帰しますがサビが浮いてきたら難しくなっていきます。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整部分の位置をチェックしておきます。

ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。

裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。

ラグ部の汚れもチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

防水機能復活のためには「竜頭交換は必須」ですが、残念ながらパーツが入らない。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

夜光の上に水滴が乗っておりますのでかなり柔らかくなって崩壊寸前。

インデックス間で水滴の橋が出来ておりますが、こういった箇所はシミとして残るでしょう。

乾燥後ですが夜光が崩壊しているのが分かりますがインデックスの夜光は修復出来ません。

パッキンは外して後で交換します。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ベルトも洗浄して綺麗になったところで取付と思ったらパラリ・・・割ピンが錆びていて抜け落ちましたの交換しておきます。

秒針の夜光が抜け落ちましたが、これは修復可能。

職人さんへ渡って4日で戻って来ました。今回は「10.000円」となりました。

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