時計の修理受付例/TAG HEUER WG1220-K0タグ・ホイヤー竜頭交換
TAG HEUER WG1220-K0タグ・ホイヤー電池交換メンテナンス&竜頭交換です。2本届いたうちの1本。こちらはベルトもちぎれていますからベルトも修理します。
バンドを外してバックルのチェック。ちぎれた側のバネ棒が錆びて外せません。かなりの汚れですから錆びもうなずけますか。
外せた側も汚れでびっしり。このまま作業していきます。
竜頭交換の依頼ですが、これは確かに凄い。竜頭の周りもホコリで固まっています。竜頭は回せないという事ですが、これは指では回せません、ペンチで回します。
スクリューバックをゆるめるとホコリが出て来ます。裏蓋の周辺にもホコリが。これは洗浄で綺麗になります。
これがムーブメント。竜頭の裏側チェック。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。一度湿気が入ったのか針の夜光が落ちています。竜頭パイプもチェックします。
竜頭パイプの内側がサビで狭くなっています。と、言うのもこの状態ですから湿気が入っても仕方がありません。
竜頭パイプの裏側にまで及んでいます。ムーブメントにまで及んでいないのが幸い。先ずはパッキンを外しますが。
へばりついて取れない。ケースの1本釣り!このパッキンは交換ですね(v_v)パッキンを外すと汚れが出てきます。
バンドのバネ棒なども凄い汚れ。こういうのは洗い甲斐があるってもんですか。この状態で巻芯が錆びていないのが不思議。
裏蓋は洗浄。これがキャリバー。
ケース洗浄で竜頭パイプも綺麗に。少し汚れが残っていますが洗浄して残ってると言うことはサビがケースと一体になっているかも?無理に削り落として穴が空いても大変ですから、そろっと電池交換。ラグ部はピッカピカ!
ケースも綺麗に。内側もピッカピカ!
竜頭は交換ですから洗浄しても意味はありませんが、この程度は綺麗になるって参考に。ムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
新しい電池を入れて押さえを乗せます。新しいパッキンを入れて。
ベルトも洗浄して竜頭が届くまでの間にポンチ修理。バックルも綺麗になりました。
待つこと1週間、竜頭が届きました。もうホイヤーの純正竜頭はメーカーが供給を止めている以上、何時入荷しなくなるかは時間の問題。
「回転ベゼル・ガラス・メタルバンド・文字盤・針」などの純正パーツは、もう入手は不可ですから、こういった箇所の交換が必要な修理は、ご自身でメーカーに送る方が早くてお得になります。さすがにこれではね。
やはり新品は気持ちが良い。純正ですからマーク入り。ホイヤーの竜頭は10.000円掛かります。
ハイ、取付完了。これで電池交換メンテナンス&修理の完成です。