時計の修理受付例/Tiffan & co1352 K18


Tiffan & co1352 K18電池交換&OHです。ベゼルがインデックスになっている大胆なデザイン。


一度勝手に裏蓋が外れたという事で点検してみましょう。なるほど・・・18Kですね。どうりで重いはずだ。金の裏蓋はやはり柔らかいですから当然食い付きも甘く、ちょっとしたショックで開いても不思議ではないでしょう。


革ベルトを外してラグ部のチェック。この程度は洗浄すれば問題なく落ちます。分かりやすい開け口。


おや?ラグ足が歪んでますね。何かにぶつけたか?(;^_^Aこちら正常です。


裏蓋を開けてこれがムーブメント。ちゃんと食い付いてましたからご自分閉められたということですが、シッカリ留まっていました。裏蓋の裏側も綺麗ですね。


パッキンを外します。竜頭の裏側チェック。


これが取り出した文字盤&ムーブメント。竜頭パイプもチェックします。


さぁ、これから洗浄と思ってガラスに内側から指が当たれば。簡単にガラスが外れました。


竜頭は洗浄して目立つサビは落ちました。ガラスには接着剤が残ります。


最初の写真をじっと見てみましたが”ガラス外れの前兆”が文字盤もケースも金色なので分かりにくかったですね・・・
この外れ具合では恐らくセロテープを貼って引いたのみでガラスは外れたでしょう。でもココで外れて正解です、これ外れなかったらガラス外れの前兆に気が付かずに返送してしまう所でした。裏蓋も磨いて洗浄。


裏側もピッカピカになりました。これが裏側記載。


ガラスが外れたのでケース側に残った接着剤を落として行きます。工具で落としていきますがドライバーなどではいけません。素材が金だけにドライバーなどでは力が入りすぎるとケースが簡単にえぐり取られます。


ハイ、綺麗になって洗浄します。洗浄完了でピッカピカ!それからガラスの接着を行って1日待ちます。


翌日、綺麗になってガラスの接着剤が固まったのを確認してムーブメントを戻して電池交換。むむ・・・液漏れの後がありますね・・・この程度は問題なく動きます。でも電池側には液漏れの跡はなかったのですが。
やはりガラス外れの前兆の状態でしたから、そこから湿気が入って水滴が浮いていたのでしょう。動きはしましたがかなり遅れますのでOHとなりました。

