時計の修理受付例/TYPEⅡ7456-7010ガラス交換＆分解修理
2012年3月23日お預かりのTYPEⅡ7456-7010ガラス交換＆分解修理です。もう1本の「TYPEⅡ」と同じデザインでこちらは文字盤が綺麗。
4本届いたうちの1本。
ガラスは風防（プラスチック）は同じですが裏蓋が違う。というかこの裏蓋はメカ・ウォッチなのですが・・・・何か経緯がありそうですね。
よってこのキャリバーはスカイライナー手巻きですか。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。ケースの縁がサビで凸凹。
巻芯の状態をチェックします。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。でも凸凹まではとれません。
これが取り出した文字盤＆ムーブメント。
このキャリバー「7546」が本当でしょうが、この文字盤も怪しげ。セイコーの物ではありますが他のタイプⅡの文字盤かも知れません。
もう一つのタイプⅡと比べてみますがよく似ております。
ベゼルリングを外しますがサビでコテコテ。
ガラスを外せばサビが飛び散ります。
この状態から保管状態が想像できますが・・・埋まっていたものかも？
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたねがこれが限界。
ガラスも交換をご依頼ですが、無かった場合に備えて洗浄しておきましょう。
ベゼルリングも洗浄して綺麗になりました。
綺麗になった？ケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。分解修理もご依頼ですがほんとツヤが無いムーブメント。
私らから見ればクォーツなのにメカの裏蓋は変です。それにしてもうまくはまったもので。
綺麗なったところで職人さんへ。職人さんは分解修理をしてガラスがおそらくガラス職人さんへ行くでしょう。
しばらくして戻ってきましたのでパッキン交換もしてガラス交換＆分解修理完了です。パッキン交換もしておりますが裏蓋が元のものでは無いですから効き目は半分以下でしょう。