時計の修理受付例/NITE MX-20

2015.7.22お預かりのNITE MX-20電池交換です。

ウレタン・バンドが加水分解で崩壊しており、ナイロンバンド同梱で交換もご依頼です。

ウレタン・バンドはバネ棒では無く、ラグ部に棒が差し込んであるのみ。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

ラグ部の棒を打ち抜けばベルトの破片はポロリと外れます。

ナイロンバンド取り付様に、バネ棒とパイプが同梱されております。

裏蓋の裏側もチェックして。

電池が見えますが液漏れ状態。

乾燥して粉になる前の状態ですが、この電池は何用?

外せば濡れておりますが。

こちら電池押さえの端子。

ベットリした液で濡れており。これでは時計は動かないでしょう。

電池が乗っていた黒いプラスチックを外せば更にムーブメントが出現。

MIYOTAムーブメントですが、これも湿気で使い物にはならないレベル。
試しに電池を入れて見ますが不動。またクォーツ・パルスも無く
動かすには「ムーブメント交換」しか方法がありません。

プッシュボタンもなくELライトも無いでしょうから、この電池の意味が不明?

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

元のウレタン・バンドに戻すよりは交換した方が手間いらず。

バネ棒にパイプを被せてナイロンバンドの滑りが良くなる構造の部品ですが。
パイプが被せられないので太さが合っておりません。

パイプは特に無くてもベルトは通せますから交換は完了。

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