時計の修理受付例/ROLEX Datejust
2014.9.10お預かりのROLEX Datejust分解修理のご依頼です。
竜頭は折れております。
ステンレス無垢バンドに三つ折れバックル。
竜頭は交換になるでしょう。
微調整位置をチェックします。
バックルの汚れもチェックします。
弓環の汚れもチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。といって記載はありませんが。
文字盤に小さい錆びた粉が散っておりますが、内部はかなりのダメージか?
こちらが裏蓋記載。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
こちらテンプ側。全体的に錆びた粉が散っております。
テンポイントの文字盤が台無し。この文字盤まで交換となると費用は跳ね上がりますから、交換しない方向で進めます。
これが巻芯ですがサビで固着して分からなくなっております。
ケースの内側もチェックして。
サビが凄いですね・・・。
軽く削っただけで錆びた粉がポロポロ出て来ます。
私が行うのはこの程度ですが職人さんは、歯車を外す度にこういう光景を見ることになるでしょう。
竜頭パイプもサビが凄い。
洗浄して、ここまで綺麗になりました。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
弓環も洗浄して綺麗になりました。
バックルも綺麗になったところで。
バンドを取り付け修理センターさんに託します。
ご購入店での見積もりは、35万円ということですが高い金額では無いでしょう。
竜頭と文字盤だけでも10万円は超えるでしょうから。
2014.10.24やっと上がってきました。
「竜頭パイプ・オシドリ・角穴車・巻芯・がんぎ車・アンクル」交換となりました。
また文字盤は「文字盤留めネジ除去」ですから、文字盤の片方が浮くかもわかりませんが回転はしないようにしてあります。
サビが凄かったので交換パーツが多く、入手に時間が掛かったようです。
私の感覚では材料屋さんにパーツを探して貰うとなると、納期は長くなります。
洗浄&分解修理完了です。メーカーではありませんから新品仕上げまではありませんが
その分、お安い料金になります。