時計の修理受付例/SEIKO Chronograph 7A38-7270
2014.1.25お預かりのSEIKO Chronograph 7A38-7270「ガラス交換・ケースの側面のみバフ掛け」のご依頼です。どちらのご依頼も「ムーブメント取り出し必至」。セイコーのクロノはムーブメント取り出しは行いたくないのが最近の本音。
お断りしましたが「NC・NRで弁償は求めません」という事なので受ける事に。
お断りしたのは「ムーブメント取り出しで不具合が出ると修理センター扱いになる部類」なので時間が掛かります(一ヶ月は)。
それと費用も「分解修理代金も請求」する可能性もありますから受けたく無いのです。15.000円くらい余分の予算を見て頂ければ預かり可能です。
届いてみて時計を見てビックリ!「この状態でガラス交換?」というくらい綺麗。
またケースも側面バフ掛けも「この状態で?」というくらいですからプレッシャー。
私は触りたくない状態ですから丸投げするか?
ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。
バックルの汚れもチェックして。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。このムーブメントは最近のものでは無く。修理センターさんも断ってくるか?と思いましたが受けて頂きました。
ムーブメント取り出しで壊してもいけませんから、裏蓋は閉めてそのまま丸投げです。
一ヶ月掛かりましたが「ガラス交換+ケース側面のみバフ掛け」が上がってきました。ガラスもスッキリ。
今回はうまくいった様ですが、分解修理がプラスになる可能性もありますからご注意ください。また、この業界「部品交換」があると新品から7年くらいは別ですが、以降は
”型番で注文して在庫確認”&納期のお知らせ。
それを期待されても困ります。だからお断りするしか無い訳で。
注文して入ってくるのを”待つのみ”って事が多い。
部品交換が必要になった場合、ホウレンソウなどを期待されても困ります。
三週間待って「無かったわ!」でおしまい。って事もありえますから。
私の力ではどうしようもない事ですからご了解ください。