時計の修理受付例/TAG HEUER CA1211-RO
2014.6.17お預かりのTAG HEUER CA1211-RO電池交換メンテナンスです。
伸縮バンドはイタリー製「エルミテックス」
横方向の湾強が出るというのは引きの力が掛かっていたようです。使用には問題ありませんが。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大ですが湿気てツヤがありませんね・・。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池格納部をチェクしますが水滴が?
若干の液漏れの痕跡もありますが不動。液漏れと言うよりは浸水した感じですから。
修理よりもムーブメント交換になるでしょう。
二週間待って到着。やはりムーブメント交換となりました。
お客様到着後「1/10秒のクロノ針がずれている」というご指摘。確かに発送の前の上の写真ではずれております。
そして到着。確かにずれたまま。
「ゼロ位置合わせ」で修正完了です。若干、目盛りとずれておりますがこれは修正不可です。ムーブメント交換で針を戻すのに、差し込みますが一発勝負みたいなもので。
素材がアルミだけに、目盛りのズレを直す為に何度も差し直せばグラグラになります。
そうなれば交換パーツはもうありません。
針の抜き差しは可能な限り少ない方が良い。