時計の電池交換/GUCCI 9200L
2014.8.15お預かりのGUCCI 9200L電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
ベルト調整「3コマ足し」もご依頼です。
その前に別の1本、ダンヒル。先日、お預かりしたところでしたがベルト調整が上手く出来て居らず、再ご依頼です。
前回、1コマ外しでしたが更に2コマ外しというご依頼です。
計、3コマ外し完了。このベルト調整コマが錆びていたら大変な作業になりますがサビが無く洗浄後なので簡単な作業で30秒ほどで完了。
さてメインでご依頼のGUCCI。裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
先にベルト調整「3コマ足し」ですが、足すためには途中を外します。割りピンですね。
ところが錆びてもいないのに右写真の状態まで割りピンを抜いても、そこからがビクともしない?
余りコマ側も同じで、まるでブレスだけ雑貨ウォッチ波。ところが裏蓋の裏側もチェックしても本物。
割りピンは2本廃棄になりましたが凄い粗い材質でした。
でも紛れもない本物ですから、この年代だけ素材が違った可能性はあります。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。このベルト調整はピンを抜くのも入れるのも大変でコマを3つ足すのに20分も掛かる事になりました。
こういうのは依頼する店によってはブレスを壊されますからご注意を。