時計の電池交換/Seamaster 1441
2015.3.3お預かりのSeamaster 1441電池交換メンテナンスです。
遅れると言う事で分解修理と夜光入れのご依頼です。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
スクリューバック・リングを外します。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
スクリューバック・リングの滑りをよくするパッキン。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
おっと、洗浄器の底から部品が・・?
どうもバックルのロゴプレート。
接着剤で貼り付け。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了で、
修理センターさんに分解修理&針の夜光塗り替えで託します。
2015.3.15修理からあがってきまして針の「夜光塗り替え」も完了。
(インデックスの夜光は触る事が出来ません)
ところが肝心の時間が1分もずれている。早速の修理センター返送ですが。
結局「回路交換」。
「クォーツは寒さに弱い」という事で、修理センターさんから宅急便で
運ばれる間の寒さによる冷え込みで、回路に影響が出たもよう。
もう交換パーツがありませんから、中古品からの移植しか手立てがありません。
つまりは保証が出来る部品では無く、費用は頂けない部品交換となります。
オールド・クォーツに近くなると、こういう修理が多くなるので
受付不可となるものが増えてきます。
この修理、もう一ヶ月。遅い預かりならば暖かくなっているので分解修理のみでも
不具合は出ていない訳で、お渡ししているでしょう。
そして寒い冬が来る今年の冬に「春に分解修理したところですが遅れます」
という事になる訳です。
となると分解修理から半年後でも「修理費用は掛かることになります」。
そういう事でのトラブルを避けるためにで「オールド・クォーツは受付不可」
という事にしております。