時計の電池交換/KING QUARTZ 4823-8110

2013.8.26お預かりのKING QUARTZ 4823-8110電池交換メンテナンスです。
扱いたくないのが本音の「オールド・クォーツ」ですが。
ご了解を頂いた以上は受けます。
ただ部品数が多く、手間が掛かりますから当然。あとの写真の編集にも枚数が多く手間が掛かります。そこで作業の前に「動作確認」。動いたので先に進みます。
動かなくても費用は掛かりますが、さすがに洗浄もしなければ費用は頂きません。

2本届いたうちの1本。どちらも「オールド・クォーツ」です。

ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。

微調整位置をチェックします。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。

パッキンは普通文字盤側に残りますがケース側に。

パッキンを外して劣化具合をチェックします。

ケースの内側もチェックして・・・サビが目立ちますね・・・・。
でも動くのですから作業しない訳にもいかず。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

裏蓋側の内側にはスペーサーが残ります。これも普通はムーブメント付いて出てきますから、かなりの湿気が入って居ることが分かります。

裏蓋の内側もチェックしますが錆び。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

こちらもツヤが出ました。

裏蓋側も洗浄してサビが落ちて綺麗になりました。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して・・・ピンぼけましたが電池が湿気でかなり曇っております。それは当然で「電池蓋にパッキンが入っていない訳ですから」

電池格納部をチェクしますが以外に綺麗。ただかなりの湿気ですから湿気たムーブは
電子回路が殆どの場合でダメージを受けており。分解修理しても回路が不良を起こせばお手上げです。

外したパーツを戻していき・・・おや?文字盤がガタガタ動きますね・・・。

スペーサーを忘れているので当然ですか。

これでしっかり固定されました。

パッキンは新品、といいても専用ではありませんがシリコン塗布をし電池蓋に装着します。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ところが翌日にみると止まっておりました。

はやりムーブに湿気とサビが回っておりますか。

分解修理すれば動くとは思いますが、分解修理はしないと言う事でしたから返却となります。
ただ流石に動かないのでオールド・クォーツの料金4.500円は頂けませんから3.000円とします。
綺麗にはなりましたが観賞用ですね。
写真枚数も40枚と普通の倍になりますから、編集の手間も倍になります。

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