時計の修理受付例/HEUER 980.013
2013.4.4お預かりのHEUER 980.013電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。バングルの微調整位置をする穴の空いた面が妙に歪んでいるのが気になります。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
弓環も外して洗浄します。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
バングルやバネ棒も洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了ですが不動。クォーツパルスは出ておりますが何せ「オールド・クォーツ」ですから分解修理をお勧めするにもリスクがあります。
了解を頂いて分解修理は完了で動作に問題はありませんがカレンダーの動きに難あり。
こいうのは職人さんも作業を進めていくウチに分かる事でご勘弁頂き
「時間がわかればOK」として頂くしかありません。
この時計の場合、
「竜頭の二段引きが不正確」どの位置が一段目か、二段目かが曖昧。部品の摩耗が原因ですが交換パーツがありません。針回しも二段目で引いてもギアが噛む時とそうでない時があります。同じく一段引きでカレンダーの早送りでも言えます。