時計の修理受付例/KING QUARTZ 5856-5010
2015.2.19お預かりのKING QUARTZ 5856-5010電池交換メンテナンスです。
勿論「オールド・クォーツ受付不可」ジャンル。
受付にはご了解事項が多いですからご注意ください。
基本リピータさんしか受けない、オールド・クォーツ。今回は初めての方ですが。
ブレスは交換されております。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
バネ棒の汚れもチェックします。
ラグ部の汚れもチェックして。
電池蓋を開けてみますが電池蓋パッキンは無い。
ワンピース構造でケースごと出て来ます。
ベゼル・カバーの内側をチェックします。
パッキンを外しますが、オールド・クォーツですから外したらズタズタに千切れることもあり得ます。
ベゼル・カバーの内側もチェックして。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ケースの内側もチェックします。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ムーブメント拡大。
ベゼル・カバーの洗浄して綺麗になりましたがガラスがカタカタ音がします。
おそらく洗浄でパッキンが流れ出てスカスカ状態。
分解修理にでもなればついでに修理センターさんに頼めますが。・
ケースは洗浄して綺麗になりました。
電池蓋パッキンですが若干厚みが厚く。
綺麗になったケースにムーブメントを戻します。
パッキンも戻して。
バフ掛けして洗浄しましたので全体的に、かなりツヤが出て綺麗になりました。
パッキンを装着してみますが蓋が完全に閉まらない。
ブレスも洗浄して綺麗になりました。
ラグ部のバネ棒も洗浄して綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了ですが不動。
このまま修理センターさんに託してみますが、クォーツ・パルスも出ていない。
強制運針器でも運針しない状態で、動くようになるのか?
2015.2.28、他の修理品の上がりがあったので便に乗せて
戻って来ました。
今回は「修理不可で返却」となりました。
電子回路も使い物にならず、中古ジャンク品から部品取りで
動かすのは可能みたいですが、ギア等まで殆どのパーツが限界を迎えており。
動いても、3日と保証も出来ないので返却という事になりました。