時計の修理受付例/SEIKO QZ 0920-8000G ガラス交換
2014.11.15お預かりのSEIKO QZ 0920-8000Gガラス交換です。
オールド・クォーツですから何が起こるか分かりませんがご了解頂いた方のみ受付可能です。
裏蓋が開いたまま到着。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
パッキンが接着剤の役目をして金属のスペーサーが抜けません。
パッキンは千切れるばかりで硬化しております。
スペーサーにもサビが来ております。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの縁はサビが目立ちます。
反対側から見ますが同じ状況。裏蓋が閉まらないのはこのサビが原因。
ケースの内側もチェックして。
触ればいくらでも錆びた粉が落ちてくる状況です。
ラグ部の汚れもチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
交換したパッキンが太すぎて裏蓋が閉まりません。パッキン無しの状態ではパチン!と簡単にしまりますから食いつきは問題なし。
兎に角は「ガラス交換」ですから修理センターさんに託します。
2014.11.29 修理センターさんから到着して発送となりました。
「G構造「のガラス交換はもう純正品などはありませんから「入るモノ」という装着になります。