時計の修理受付例/SEIKO TYPR U 0903-8120
2014.5.5お預かりのSEIKO TYPR U 0903-8120電池交換メンテナンスで
動けばガラス交換のご依頼です。
「オールド・クォーツ」ですから本来は受付不可ですが
「オール了解済みです」という記載で受け付けです。
つまり「不動の場合も洗浄代金は掛かる」「動作している時計でもムーブメント取り出しで不動なる場合も有り」「分解修理となっても保証は出来ない」等ですか。
ステンレス板巻きバンドに三つ折れバックル。
微調整位置をチェックします。
アジャスタ付きですからオリジナルバンド。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。
裏蓋は”電池蓋付きタイプ”で大きな蓋ははめ込みタイプです。
ラグ部の汚れもチェックして。開け口は分かりやすく。
電池蓋には格闘の跡が見えますからコインでは開かないでしょう。
これがムーブメントで。
パッキンがよれて入っており、当然湿気も入っているでしょうから動くのか?
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
パッキンは硬化してパリパリ。まだケースに残っておりますがこびりついて取れない。
削り取って除去は完了。
金属のスペーサーもサビが。
作業を進める前に電池格納部をチェクして、電池を入れて動作確認。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
スペーサーも洗浄して綺麗になりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池蓋は裏側から押し出して外しますがパッキンは使い物になりません。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了で、
次はガラス交換の為に修理センターへ送ります。
2014.5.27修理センターより戻ってきましてカーブガラスになっておりました。
裏蓋パッキンは既製品で対応ですが、電池蓋パッキンは無しです。
オールド・クォーツのガラス交換・パッキン交換は合う物で合わせます。
今回はカーブガラスでしたが、同じ時計でもその時の在庫次第ですから指定されても、ご期待に添えません。